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![]() | 山紫水明處/名勝鞆公園 昔、近江の正道という武士が、厳島神社参詣の途中、 鞆に立ち寄り、弁天島の近くに、 誤って家宝の太刀を海中に取り落としてしまった。 引き上げてくれた者には銭百貫を与えるからと依頼するが、 誰も進み出るものはいない。 土地の者は、このあたりは鮫がひそんでいると知っているからだ。 正道は浦人を「頼りがいがない」と罵った。 一人の若者が「郷土の恥は命で償うほかはない、自分には身寄りもいないから」 と、太刀を取ってくることを申し出た。 そして海底から太刀を拾い上げることに成功したが、 同時に鮫に足を食いちぎられ、若者はそのまま海底に沈んだ。 悔やんだ正道は賞金の百貫をもって十一重の石塔を建て、その若者を弔ったという。 今から410年前、この物語を聞いてたいそう感激をした中国人(当時:明)がいました。 豊臣秀吉の朝鮮出兵(文禄の役)の講和折衝に来日していた沈惟敬(ちんいけい)将軍は、その感激の詩文を大きな石碑にして、 石塔の10メートルほど北側に建てました。 この伝説と将軍の話は360年前に鞆奉行、荻野重富が『鞆記』に書き残しています。 ameblo.jp 2011年02月08日再生回数 346 |
沈惟敬に関連した本
- 小西行長と沈惟敬―文禄の役、伏見地震、そして慶長の役。 三木 晴男 日本図書刊行会
- 小西行長伝 木村 紀八郎 鳥影社
